Mensile121101 イスタンブールのこと

posted in: 月誌 | 0 | 2012/11/1

三週間後のサルデーニャがまだ中身が未定。
ルート確定とホテル予約しなくちゃいけないんだけれど、
まだ『トルコを知る53章』なんぞを読んでいる。
イスタンブールが面白かったのだ。

ちゃんと書こうと思うと時間がかかるし先送りになるので、
とりあえずFBの帰国報告をこっちにも加筆転載。

イスタンブール5日間。
機内二泊、ホテル二泊、滞在正味三日間の弾丸ツアー。
この街を思い切り歩くには時間が足りなかったけれど、
新市街の裏通りの民謡酒場をはしごしたり、テオドシウスの城壁に登ったり、
アジア側の、ボスポラスの真珠と呼ばれる(観光客など一人もいない)小さな町
クズグンジュックをうろついたりと、予想以上の充実ぶり。

行ってみてしみじみわかったのは、私って、イスタンブールのことも、トルコのことも、
何にも知らないんだなあということ。
写真とも本ともテレビとも違うナマのイスタンブールにどっぷり浸っていると、
断片的な知識などいつの間にか消えていて、少しずつ、
「私のイスタンブール」が形を成してくる、そんな旅の楽しさもたっぷり味わえた。

イスタンブールは、アジアの「極西」でヨーロッパの「極東」。
でも、西より東の色が強いんじゃないかと思ってた。
エキゾチックなモスクにミナレット、喧騒のバザールのイメージ。
1453年からずっとイスラムの街なんだし。
実際のところモスクもバザールもオリエンタルなんだけれど、
全体の印象は西とか東とかに分けられない不思議な感触。

エジプトではいつも自分がエジプトにいるということが意識されていたのに、
イスタンブールでは、自分がどこにいるのかが分からなくなる、そんな不思議さ。
アジアから見たらヨーロッパで、ヨーロッパから見たらアジア。
でもその真ん中にいると、どちらでもありどちらでもないような。
とにかくとっても面白い街であることだけは確か。

驚いたのは街の活気。
ちょうど犠牲祭の直前だったためか、市場の賑わいは大晦日の上野状態で、
歩くのも大変なくらい。もちろん夜の新市街も大賑わい。
でも聞いてみたら「週末はもっとすごいよ」とのこと。

そうそうもうひとつ、皆フレンドリーで親切で、人懐こいのにもびっくり。
ストリートで、いわしを揚げてるお父さんの手伝いしてる小さな子供も、
レストランで見かけた、黒装束黒スカーフの少女たちも、
私のカメラに、くったくのない素敵な笑顔を向けてくれた。
男の子は、胸ポケットから自分のデジカメを取り出して記念撮影をせがむし、
少女たちは、ポーズをとりVサインを掲げた。

市場のおやじにぼられたのは、お約束だから仕方ないとして(あ、タクシーも)、
それ以外のところで会った人たちがことごとく感じが良いというのは、
考えてみたらすごいことだ。みんな気持ちに余裕がある。
異国からやってきた言葉も通じない旅人には、
その心の豊かさあったかさが本当に嬉しかった。
旅先の思い出は、いつもその街の人々と共に残る。
イスタンブールは、そういう思い出がいっぱい詰まった地になった。

イスタンブール01

ボスポラス海峡をアジア側からヨーロッパ側に渡る。
正面はスレイマニエ・ジャーミー。

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